紆余曲折の末、お遍路アプリをauスマートパス向けのアプリとして開発

お遍路アプリの企画が、KDDIとカヤックによって進められることになりました。それでも、リリースまでにはいくつものハードルがあったのです。例えば、アプリを開発したとして、その投資をどうやって回収するのかという問題ですね。お遍路アプリは当初、アプリの販売を通して収益を得ることを考えていたようです。ですが、有料のAndroidアプリで成功しているタイトルはあまり多くありません。大きな売上を上げているのはアイテム課金型のゲームが中心となっているのです。アイテム課金の要素を盛り込んだアプリとなると、どうしてもゲーム性が強くなってしまいますし、お遍路ではない方向に向かってしまうのです。「お遍路というのは「修行」行為ですから、本来ストイックなもののはずです。それなのに、アイテム課金で売上を上げるようなものにしてしまうのはあまりよろしくないと考えたのです」コンシューマ四国支社でも、ゲームではなく「純粋なお遍路を題材にしたものがいい」とリクエストしていたので、どうやって売上を上げるのかは大きな問題となったのです。「最初は四国の88カ所を巡るので、88円で売ろうというアイデアがありましたが、開発費を回収するには、かなりの本数を買っていただかなくてはいけません。」

Posted in 未分類 by admin at 1月 12th, 2016.

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