人物写真は、まず「太陽の位置」から

人物を撮影する時、「順光」と、「逆光」、どちらで撮るかといえば、光がダイレクトに被写体の顔に当たるから明るく写ると考え、「順光」で撮る人が多いのではないだろうか。 ところが実は「逆光」の方が人物写真に向いている。被写体の正面から光を当てると、全体的に明るく写せるが、顔にかかる髪の毛などで影ができたり、被写体となる人が、眩しさで目を細めてしまったりする。その点、逆光の場合は影ができにくくなり、目を細める心配もない。ただし、太陽が被写体の真後ろにあると、人物が暗くなってしまうこともある。理想的な太陽の位置は、被写体の斜め後ろ。サイドからほどよく光が当たって、明るく撮影することができ、日差しが強くても、ふんわりとした雰囲気に仕上がる。逆光のポジションが見つからない時は、日陰で撮影するのもOK。日陰だと、被写体に当たる光の量が均一になり、顔に影がかかる心配がなくなる。背景に植物があった場合など、植物に光が透けて鮮やかで、日陰ならではの仕上がりとなる。太陽の位置の他に、さらにキレイに写すためのアイテムを用意し、逆光で撮ると影はできないが、全体的に落ち着いた雰囲気となる。そんな時のために「レフ版」を活用するのだ。

Posted in 未分類 by admin at 7月 11th, 2016.

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