「クリエイティブな道具」としてのiPad Pro

「コンテンツやアプリ、さらにはインターネットを気軽に楽しむ」という用途で考えると、iPad ProはこれまでのiPadよりも使い勝手が悪いといえます。カジュアルさとモバイル性で比較すると、持ち歩きも取り出しもしやすいiPad Air 2やiPad mini 4の方が明らかに適しているので。では、iPad Proの真価が発揮されて、そのユーザー体験が光る使い方はどのようなものなのでしょうか。それはこれまでMacBookが担っていた「クリエイティブな道具・生産のためのコンピュータ」という用途だといえます。この使い方において、iPad Proの優位性となる要素が一つあります。それは高性能なプロセッサです。iPad ProはAppleの第3世代64ビットアーキテクチャ「A9X」プロセッサを搭載しています。これはiPad Air 2の約1.8倍の処理能力と、最大2倍のグラフィックス性能を発揮することができるのです。アップルによりますと、2014年に発売されたノートPCよりも約8割処理能力が高く、さらに同時に3本の4Kビデオストリームの動画編集もこなす実力を持つということです。今回もアプリの動作は常にサクサクと快適であり、動作がもたつくようなことは一切ありませんでした。プロセッサやソフトウェアのアーキテクチャが異なるので単純比較はできないのですが、MacBook(2015年モデル)と比較してもまったく見劣りしない処理能力だったのです。
 

Posted in 未分類 by admin at 11月 13th, 2015.

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